ブログで1年間アウトプットしてみた結果
タイトル通り、このブログを書き始めてから1年が経過しました。
スマレジでは週1回(1年経過後は2週に1回)ブログで発信することでもらえるブログ手当という制度があるのですが、当初は完全にそれ目的でした。
が、良い副作用が結構あったと感じているので今日はその辺を書こうと思います。
インプットの質を意識するようになった
記事を書くというアウトプットのためには何かしらのインプットが必要です。
それは例えば業務中に得た知見であったり、個人開発であったり、あるいは技術書だったりと様々です。
これら全てに言えることですが、ただ漫然と行っているだけでは質の高いインプットにはなりません。
例えば業務中に何か詰まったところがあったとします。
単に解決策が欲しいだけならググって上位に表示されたページに書いてあるコードをコピペすればOKな場合がほとんどです。
が、
- そもそもの原因は何か
- その解決策はなぜ解決できるのか
- 対症療法的な方法で限られたケースでだけ通用する方法ではないか
等を理解できないまま目先の問題を解決するだけだと何も身につかないでしょう。
恐らく同じような問題がずっと付きまとうはずです。
なのでこれらを理解できるようなインプットを意識するようになりました。
具体的には、
等です。
フレームワークを使っていると便利なヘルパーが多く、それに頼ってしまいがちですが、そもそも内部ではどういうことを行っているのかを理解した上で使うようにするとより解像度が上がります。
また、インプットの質を高めることは即ちアウトプットの質も高めることに繋がります。
より解像度の高いインプットは言語化しやすいからです。
逆に言うと言語化しづらかったりあやふやだったりする場合はインプットが不十分または解像度が低いと考えられます。
よく「一番の学習方法は人に教えることだ」みたいなことを言われますが、人にわかりやすく説明できるレベルまで落とし込めていればかなり深くまで理解できているのではないかと思います。
自分の興味関心や不足している部分が見える
これは記事を書いていてとても感じるところです。
もちろん全方位に対して知識が不足していることは痛感しているのですが、その中でもその時の自分の興味が強い分野の記事が多くなる傾向があります。
最近だと完全に興味がフロントエンド寄りですね。
あらゆる分野をまんべんなく網羅できれば理想ですが、どうしても偏りは生じてしまいます。
そうした傾向は無意識のうちに生じるので、記事一覧を見返した時に初めて気づきます。
で、自覚した後に
- 今興味のある分野をもっと尖らせていくか
- それともそれ以外の分野を勉強していくか
を選択することが後々のキャリア等にも繋がってくるのではとぼんやり考えています。
エンジニアとして自分の強みと言える分野・尖った部分を持つということも大事ですし、
まだまだ経験が浅いので持っておくべき・実践すべき知識というのも沢山あります。
そうした意味で継続的にアウトプットすることで自分の現状が可視化できるというのは当初考えていなかったメリットでした。
現状は先に書いた通り記事の内容はフロントエンド寄りですが、今のチームではフロントエンド専任というわけではなくバックエンドも担当しています。
なのでバックエンドに関する記事も書いて実践していかないとなと感じる一方、このままフロントエンドに特化するのも面白そうだなと考えています。
これについてはぼちぼち考えていきたいと思います。
アウトプットする場があるから色々試せる
例えば今のチームで言うと業務で必要な知識は
- PHP
- Laravel
- JavaScript
- Vue.js
- Nuxt
辺りです(細かいところで言うともっとあると思いますが)。
ですが、業務で使わない技術についても色々勉強してみたいことはあります。
そんな時にブログがあると単純に記事のネタになるので気軽に試せるのが割と心理的に良かったように思います。
個人開発で細々とやるだけなので別にブログが無くてもOKなんですが、ここで先程の話ともリンクします。
記事にするためには小手先ではなくしっかりと整理して言語化し、文章にまとめる必要があります。
業務で使わない技術についても人に教えられるぐらい理解して使いこなせるようになるには質の高いインプットが必要です。
つまり、ブログというアウトプットの場があることで色んな技術に触れる機会が生まれ、また学びも深くなり、エンジニアとしての地力を上げることに繋がっているということです。
なので今後も業務中に得た知見以外にも色々一人で試してみた結果を記事にできればと思います。