Google Cloud Platform入門(Compute Engine編)

久しぶりに技術周りの記事を書こうと思います。

今日はタイトル通りGoogle Cloud Platformについて。

Google Cloud Platform (GCP)とは

GCPGoogleが提供しているクラウドコンピューティングサービス群の総称です。

同様のサービスとしてはAmazon Web Service (AWS)が挙げられます。

しばしば比較されることも多い両者ですが、基本的なサービスとしてはやはり共通している部分も多いです。

サーバーを立てるならAWSではEC2、GCPではCompute Engine。

MySQL等、DBを使いたいならAWSではAmazon RDS、GCPではCloud SQL

コンテナをそのままデプロイしたいならAWSではECS、GCPではCloud Run。

といった具合です。

またどちらも従量課金制であり、一部無料枠があるのも共通しています。

なのでどちらを選ぶかはある程度好みによるのかなといった印象です。

Compute Engineを試す

今回はGCPの中でもCompute Engineを試してみようと思います。

GCPのコンソールに入って「Compute Engine」をクリックし、APIを有効にすると以下のような画面になると思います。

インスタンスを作成」をクリックすると、

こんな感じ。

右側に月間のコスト予測が表示されており、設定によって変わります。

サーバー立てるだけで$25/月って高いなと思いますが、先程述べたとおりGCPには90日間$300までの無料枠があります。

それに加えて一部のサービスではAlways Freeといって、決まった設定かつ使用量の範囲内であれば無料で使うことができます。

詳細はこちら

Compute Engineの場合は以下の条件を満たせば無料で使えます。

  • 1 つの非プリエンプティブル e2-micro VM インスタンス(1 か月あたり)。次の米国リージョンのいずれかで利用できます。
  • 30 GB-月の標準永続ディスク
  • 5 GB 月のスナップショット ストレージ。次のリージョンで利用できます。
  • 1 GB の北米から全リージョン宛ての下りネットワーク(1 か月あたり、中国とオーストラリアを除く)

個人利用としては十分な容量じゃないでしょうか。

今回はこれに沿って作成したいと思います。

ブートディスクの「変更」をクリックして、

公開イメージから設定します。

OSはデフォルトではDebianになっていますが、他にもCentOSUbuntu等が選択できます。

ただし、一部OSはAlways Freeの対象外なので注意してください。

ブートディスクの種類は「標準永続ディスク」を選択。30GBまでなら無料なので上げておきます。

その他細かい設定は多々ありますが、インターネットに公開するならば「ファイアウォール」の項目で[HTTP(S)トラフィックを許可する]にチェックを付けておきます。

あとは一番下の「作成」を押してしばらく待てばインスタンスが作成されます。

まとめ

今回は簡単にですがGCPのCompute Engineを触ってみたという記事でした。

立ち上げたばかりなので何も入っていませんし、静的IPを設定していないので再起動するとIPが変わってしまったりとまだ実用的な状態ではありませんが、次回以降も色々触っていこうと思います。

他にもApacheやNginxといったwebサーバーを入れたり、PHPを入れたりして何かしらデプロイするところまでやっていけたらと思います。